山形県内でしか作られていない希少品種の米「さわのはな」を50％まで磨き、伝統的な生酛づくりで醸した酒が「Kamogawa Kimoto Classic さわのはな 純米大吟醸」です。「さわのはな」は酒米ではなく飯米で、「食べても美味しいけれど、酒にしても美味しい」を目指して醸造しています。地元で育てた米、清冽な雪解け水、そして生酛づくりに欠かせない蔵に棲みつく菌までも、土地の個性を生かした「テロワール」です。本品は無色透明ではなく、薄く黄味がかっており、粘性があります。生酛づくりならではのヨーグルトやチーズといった乳酸を思わせる香りが立ち、一口飲むとなめらかな酸味があり、同時に甘みも感じられます。しっかりと骨のある味わいに仕上がっているため、濃厚なソースのかかった肉料理や中華料理といった味の濃いものや、酸味の強い料理とのペアリングも楽しめる酒質です。冷酒はもちろん、ぬる燗にすることでよりふくよかな米の旨味が広がります。個性のある味を受け入れてくれる、懐の深い純米大吟醸です。

Kamogawa Kimoto Classicブランドとは
「吟醸王国」と呼ばれる山形の地でテロワールを意識し、時間と手間をかけて酒母を造る伝統的な製法「生酛づくり」にこだわったブランド。生酛ならではの程よい酸味と十分に感じられる米の旨味が特長の酒です。