希少米である兵庫県産「愛山」を45％まで磨き込んで使用し、日本の三大杜氏の筆頭に数えられる南部杜氏が丹精込めて仕込んだ純米大吟醸が「臥龍梅 開壜十里香 純米大吟醸 無濾過原酒」です。富士山に程近い静岡県清水の地で、清流と鮎で名高い興津川の伏流水を仕込み水として用い、洗練された酒造りの技を受け継ぐ職人・南部杜氏の手で総米600キロから1.3トンの吟醸仕込みで丹精して醸造しています。酒米はすべて手洗いで限定吸水し、醪日数30日以上の長期低温醗酵で製造します。栽培が難しく、幻の酒米と呼ばれてきた「愛山」を使用した本品は、口に含んだ瞬間、舌先から口中全体にきれいでなめらかな吟醸香が広がり、味わいの豊かさは山田錦を凌駕します。ラベルに印刷された「開壜十里香」の書は、中国は蘇州の禅宗の古刹、寒山寺の貫主の揮亳によるものです。

蔵元が提案するペアリング
カプレーゼ等の前菜  

臥龍梅ブランドとは
創業330余年の伝統ある三和酒造の代表銘柄「臥龍梅」は、「良質の酒には何も足すべきでない、良質の酒からは何も引くべきでない」との観点から、純米吟醸と純米大吟醸の原酒を製造の中心に据え、味も香りも豊かで飲み応えのある酒を目指して製造しています。原料米の違い、また仕込み方法の違いによる味と香りのバリエーションを楽しめます。