栽培の難しさからかつては幻の酒米と呼ばれ、日本酒好きの間で高い人気を誇る岡山県産「雄町」を敢えてあまり磨かず82％精米で醸した酒が「安芸虎 雄町 82%精米 純米」です。米の養分が多く発酵が進みやすいため、丁寧な温度管理でじっくりと醸していき、昔ながらの酒槽を使い4～5日かけてゆっくりと搾ります。無濾過ならではのできたままの香りや味の力強さが感じられる一本です。発酵が強いと自然と辛口になるものですが、よくある淡麗辛口とは異なる、米の味わいがしっかり乗った「味のあるタイプの辛口」という類まれな純米酒に仕上がっています。ワインのように開栓してから1時間、半日と時間を置くとさらに味わいが開くのも本品の楽しいところ。小仕込みの酒蔵が研究を重ね、手間暇をかけて造り上げた、飲み手を驚かせる斬新な日本酒です。

安芸虎ブランドとは
地元・安芸を治めていた戦国武将、安芸国虎にちなみ命名。清冽な赤野川系の軟水を用い、小仕込みで丁寧に醸す純米酒は、ふくらみのある優しく柔らかい味に仕上がります。料理に合わせても負けない、酸と濃さを感じるような味わいのある日本酒です。